兵庫県 明石市婦人防火クラブ連絡協議会
明石市婦人防火クラブ連絡協議会では、平成7年に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに「救える命は自分たちで救う」を合言葉に、「市民救命士」(救急講習)の修得にも力を入れるようになりました。
本年は、日本防火協会が主催する平成20年度「婦人防火クラブ救急講習会」に当連絡協議会が全国20団体に選出される光栄に恵まれ、「市民救命士」(救急講習会)の講習会をより多く開催することができました。
おかげさまで、講習会は延べ6回、164名の「市民救命士」を養成することができました。
講習会を受講して、クラブ員の間から①命の大切さを再度認識することができました。②クラブ員同士の連携が深まりました。③いざという時に、自分も人を助ける自信が少しは持てました等という声が聞こえてきました。
今回の講習会を受講したことを糧に、今後30年以内に発生する確率が60%以上といわれています「南海・東南海地震」が発生しましたら、明石市婦人防火クラブ連絡協議会は、訓練、研修で修得した知識、技術を活かし、少しでも市民のみなさまの力になれるよう頑張っていきたいと思います。
心臓マッサージ(胸骨圧迫)の訓練
手順に倣って呼吸の確認
石川県女性防火クラブ連絡協議会
平成20年11月1日(土)、石川県地場産業振興センターにおいて、県内の女性防火クラブ員約800名の参加のもと、「石川県女性防火クラブ連絡協議会結成25年記念大会」を開催しました。
県知事表彰を受ける久藤会長 記念大会では、永年、石川県女性防火クラブ連絡協議会会長として、協議会の発展に貢献した久藤会長に対して、石川県知事表彰を行いました。さらに、活動内容が優秀な女性防火クラブ15団
体に対して、協議会会長表彰を行いました。
また、阪神・淡路大震災の被災体験を語り継ぐ「市民の架け橋、神戸から全国へ」のスタッフである皆元 初香さんに、阪神・淡路大震災の経験をもとにボランティア活動や、住まいの耐震化の重要性など、様々な角度から被災体験を講演していただきました。
能登半島地震の体験を発表する
女性防火クラブ員 また、平成19年3月25日の能登半島地震を、身をもって体験した地元女性防火クラブ2名の方に、地震の恐ろしさや女性防火クラブ員として災害時に何ができるかなどを体験発表していただきました。
この他、場内で住宅用火災警報器の設置促進のPRを行い、大きな関心を集めていました。
この記念大会を通じて、女性防火クラブ員の防火・防災意識を強化するとともに、各クラブ間の連携を更に強めることができました。
大会に参加した女性防火クラブ員
結成25周年を記念して作成したバッヂ
大阪府 豊中女性防火クラブ連絡協議会
救急隊員の指導を受けて
訓練する婦人防火クラブ員 大阪府北部に位置する豊中市では、財団法人日本防火協会の助成事業として豊中女性防火クラブ連絡協議会員を対象に、10月5日・23日・11月15日・25日の4回にわたり普通救命講習会を開催し、女性防火クラブ員77名が受講しました。
AEDについては、一般の人にも使用が認められるようになり、空港や駅舎、また学校などの公共施設等にAEDが設置され、街中で目にする機会が多くなってきました。市民のAEDに対する関心もますます高まり、普通救命講習会の受講者も年々増えてきています。
今回の女性防火クラブ員を対象とした講習では、「我が家の救急救命士」という合言葉のもと、消防職員の指導に全員が真剣な眼差しで受講し、その姿勢に指導する消防職員も熱のこもったものとなりました。
心肺蘇生法の訓練 講習会後の感想として、「AEDという言葉を聞いたことはあったが、使い方は知りませんでした。いざというときには勇気を持って行動したい」といった頼もしい意見や「AEDを使用するだけでいいのかなと思っていましたが、その前後の心肺蘇生法も重要だなんて知りませんでした」などの驚きの声も聞かれました。
また、心肺蘇生法や止血法をマスターできるまで参加したいと回答した人は90%以上、上級救命講習会の参加に興味があると回答した人は85%以上にものぼりました。この講習会を通して、救命や応急手当に関心を持つだけでなく、さらなる技術向上の意識が芽生えたことで、この講習会の目的は達成できたと思います。
兵庫県 加東市消防本部
平成21年度加東市婦人防火の集いが、平成21年1月17日(土)加東市岡本の東条福祉センターの多目的ホールにて開催され、婦人防火クラブ員ら約230名が参加しました。
この研修会は、婦人防火クラブの組織の拡充強化及び住宅用火災警報器の早期普及を図ることを目的として実施しました。
研修会では、当地域においても、住民の生活様式の多様化、少子高齢化社会の進展、さらには核家族化や単身世帯の増加による世帯構成の変化等様々な要因によって、かつての地縁、血縁によって構成されていた親密な人間関係が崩壊しつつあることから地域社会とのつながり、近隣住民との結びつきが希薄になりつつあります。
そこで、コミュニティ維持・復活に着目して、大阪府交野市南星台区区長 中村正三氏に『俺らがまち 南星台』と題して講演をいただきました。
中村正三氏は、1980年にホタル保存会を発足するなど、ホタルの養殖に取り組まれ、1996年に自然環境を改善、養殖から自然育成へと方向転換し、2004年に南星台区ホタルの里まちづくり委員会を発足し、自然と共生していけるまちづくり、住んでよかったと言える優しい(地域福祉)まちづくりを目標に地域づくりの活動をされ、地域福祉の取り組みとしては、セーフティネットワークの構築、独居老人の把握、そして災害時の対策にも取り組まれている交野市の地域づくりの取り組みを紹介いただきました。
また、住宅用火災警報器の普及を中心とした住宅防火対策について、当市消防本部予防課職員による説明会も合わせて実施し、参加の婦人防火クラブ員は住宅用火災警報器設置の必要性と効果を認識し、クラブ員として必要な知識を習得し、住宅用火災警報器の設置推進に重点を置き、各地区における住民への普及啓発活動に期待でき、大変有意義でありました。
研修会を通じて、自主防災組織の中核をなす婦人防火クラブ等の民間防火組織の拡充強化及びその資質向上を図ることを目的に開催した本研修会は、その成果を充分に達成できました。
署員から住警器の普及について説明
防火安全協会長祝辞