毎年のように地震、台風、集中豪雨などの自然災害が発生し、各地で多くの被害が出ています。
中でも平成7年に発生し、6千人以上の犠牲者を出した阪神・淡路大震災、平成16年の新潟県中越地震をはじめ、平成17年の台風に伴う大雨による風水害、平成19年の能登半島地震、新潟県中越沖地震、昨年の岩手・宮城内陸地震など多くの自然災害が発生しています。
被害を最小限に抑える為には、被害に対する正しい知識を身につけ、いざという時に落ち着いて的確な行動をとることが重要です。そのためにも、各地方公共団体、企業、地域コミュニティなどで行われる防災訓練に積極的に参加することが効果的です。
防災訓練では、被害想定に基づいた避難訓練、初期消火訓練、応急救護訓練、地震体験など、一人ひとりが災害に備えての対応策を身に付けることができます。
国や地方公共団体では、毎年9月1日の「防災の日」及び8月30日から9月5日までの「防災週間」を中心に防災訓練を行いますので、積極的に参加し、防災行動力を身につけましょう。
地域で行われる防災訓練へは、"いざという時どうするか"という心構えで参加体験し、家族みんなで防災について話し合いましょう。
【防災についての話し合いの要点】
1 非常脱出口の確保など、身の安全に関すること
2 非常持ち出し品の準備、避難場所までの順路の確認など、避難する時のテクニック
3 消火器の正しい使い方などの習得、冷静に火災を防ぐこと
4 正しい情報の入手方法
5 軽いけがの処置など、協力して行う応急救護の方法
6 地域住民などで協力して行う救出活動の方法
7 避難前の安全確認
8 家族や近隣の人の安否を確認する方法
9 周囲の危険箇所の確認
10 行政や消防署の役割、自分たちでできることの確認