埼玉県 入間市消防本部
平成21年7月25・26日の2日間、入間市内の青少年活動センターにおいて宿泊研修を行い、47名の団員が元気に参加しました。団員達は、消防職員が扮した「防火ボーイズ」の指導の下、消火訓練・応急処置・煙体験等を盛り込んだ「防火トライアスロン」を協力し合いながら行い、ゴールを目指して懸命にがんばりました。
炊き出し訓練では、団員が火起こし器を使用してつけた火による飯盒炊飯やカレー作りを行いました。火起こしから調理、盛り付けまで、全て自分達が作った夕食は格別で、みんな最高の笑顔で食べました。
「防火トライアスロン」で消火訓練
火起こし器を使用して炊き出し訓練
就寝場所設置訓練では、ダンボール、ガムテープなどを使用して、小区画に間切りをするなどの避難所の設定を行いました。限られたスペースで他の団員のことも思いながら個性に溢れた就寝場所を作成しました。
朝食は牛乳パックなどを燃料として使用するホットドッグを作りました。団員達は朝から大満足な笑顔で食べていました。
今回の研修の目的である、防災体験や、被災地における避難所生活の体験学習を通して、団員達はお互いを助け合う共助の心を学んでくれたと思います。
ダンボールを利用して就寝場所設置訓練
入間市消防少年団員
福井県 嶺北消防組合
嶺北消防組合管内の少年消防クラブ員による合同交歓会が7月22日(水)、あわら市の「トリムパークかなづ」において開催されました。
少年消防クラブ員で描いた人文字
住警器について学習するクラブ員
交歓会には29の小学校より約350名が参加し、記念となる人文字写真や防災ヘリコプターによる防災航空隊の救助訓練を見学しました。その後、ロープ渡り体験、救助工作車見学、消防クイズ、放水体験、はしご車見学、ロープ結束体験などの6種類の体験学習をスランプラリー方式で体験しました。クラブ員達は額から汗を流しながら、普段の授業では学ぶ事の出来ない体験に興味深く、真剣に取り組んでいました。
また、交歓会では他校のクラブ員と親睦を深めながら、ひと夏の思い出に残る体験となり、アンケート結果では「今度ある時もぜひ参加したい!」と、次の交歓会を楽しみにしているクラブ員の声が聞こえてきました。
放水体験
汗を流しながらロープ渡り
茨城県 生活環境部消防防災課
大会の様子 平成21年7月30日に日立市の日立シビックセンター音楽ホールにおいて、県内の幼年消防クラブ、少年消防クラブ、婦人防火クラブ、消防本部関係者の約700名が参加して、火災予防思想の一層の普及と民間防火組織の結成促進を図るため、第24回茨城県幼年少年婦人防火大会を開催しました。
大会では、防火意識の向上や防火組織の指導育成等の活動実績が顕著な49の団体(人)に対して茨城県幼少年婦人防火委員会長及び茨城県消防協会長から表彰が行われました。
表彰に続いて、いしまち保育園・多賀さくら保育園幼年消防クラブによる和太鼓演奏及び国際口笛コンクールで優秀な成績を収めた日立市出身の柴田あきこ氏による口笛が披露され、参加者から盛大な拍手が湧き起こりました。
県内の各民間防火組織が一堂に会したことで、相互の交流を深め、防火意識の更なる高揚が図られました。
いしまち保育園・多賀さくら保育園幼年消防クラブによるアトラクションの様子
島根県 雲南消防本部
クラブ員と消防職員で記念写真 雲南防火委員会では、少年期における防火・防災教育の一環として、火の大切さや火の怖さを知り、クラブ員と消防職員のふれ合いにより消防への理解と関心を深め、集団行動を通して力を合わせることの素晴らしさや大切さ、人に迷惑をかけないといった社会性、協調性を養うことを目的とした「少年消防クラブ員研修会」を実施しました。
研修会は、雲南消防本部で7月28日に開催し、26クラブから161名のクラブ員が参加しました。
この研修で、昼食用のカレーライス作り、消火栓を使用しての放水体験や水消火器を使用した消火訓練、起震車による地震体験、煙体験、救急シミュレーション見学などを行いました。また、出雲空港消防隊、島根県防災航空隊の見学に行き、活動用資器材の説明を受け、大型消防車両からの放水や防災ヘリコプター「はくちょう」、航空隊員の訓練などを見学し、貴重な体験をしました。
屋内消火栓放水体験
島根県防災航空隊見学
参加したクラブ員は、他の小学校のクラブ員や消防職員と楽しく過ごし、消防への関心を深めると共に、「あいさつの大切さ」、「命の大切さ」、「友達のすばらしさ」、「チームワークの大切さ」、「助け合うこと」などを学び、16時過ぎには修了証と参加記念品を手に消防本部を後にしました。
愛知県 豊田市消防本部
豊田市消防本部では、平成21年8月6日(木)少年消防クラブ一日消防署員を開催しました。はじめに辞令交付式を行い、予防課長から代表クラブ員に辞令が交付され、一日消防署員としての一日が始まりました。
ロープ訓練
防火衣着装・放水訓練
その後、クラブ員は4班に分かれ、7メートルの高さで長さ20メートルを渡る『ロープ訓練』、消防士が着る防火衣を実際に着て、消防車からホースを延ばして放水する『防火衣着装・放水訓練』、敬礼など消防職員の動きの基礎である『規律訓練』、防災学習センターにて『地震・煙・暴風体験』の4つのブースを順番に体験しました。
最後に修了証交付式を行い、規律訓練で学んだことを活かし、クラブ員が指揮者を務め、予防課長から代表クラブ員が修了証を受取りました。
規律訓練
防災学習センターにて暴風体験
また、子どもたちに親しみを持ってもらおうと、住宅防火対策として住宅用火災警報器啓発キャラクターに『モクモクピート君』をはじめ、『ファイヤーマン』、『ライターマン』、『防サイ君』という豊田市独自のキャラクター活かしたチラシと名札を配布したところ、クラブ員は友達のキャラクターが何かをお互い見せ合い、楽しみながら住宅防火に対して興味関心を持ってもらえたと思います。
この体験はクラブ員にとって有意義な一日となり、より一層火災予防に対し理解を深めることが出来ました。