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2015年8月

11.平成27年度安全功労者及び消防功労者総務大臣表彰)

目次

 平成27年度安全功労者、消防功労者総務大臣表彰式において、当協会が推薦する女性(婦人)防火クラブから5名及び1団体が受賞されました。
 この表彰は、女性(婦人)防火クラブの役員等として、郷土愛護の精神に基づき、防火防災に献身的に尽力され永年の功労が認められたものです。
 表彰式は、7月6日(月)11時から「スクワール麹町」において行われ、高市総務大臣から表彰状が授与されました。
 受賞された方の功績概要は次のとおりです。

◆安全功労者(個人の部)

・長内 春代 様(青森県幼少年女性防火委員会女性防火部会 部会長)
 昭和61年9月、野沢地区婦人防火クラブ(野沢地区女性防火クラブの前身)の創立当初より入会し、昭和63年4月代表に就任、また、平成23年12月には青森県地域広域婦人防火クラブ連絡協議会(青森県地域広域女性防火クラブ連絡協議会の前身)会長に就任し、豊富な識見と卓越した指導力、積極的な行動力により会の育成発展に尽力した。
 さらに、平成25年には青森県幼少年女性防火委員会女性防火部会長にも就任するなど、各種関係団体の要職に長年就き、青森市はもとより青森県の女性防火クラブの指導者として活躍し、地域の安全・安心の普及・啓発に多大な貢献をしている。

・塚本 二三重 様(山梨県女性防火クラブ連絡協議会 会長)
 平成12年、甲府市千塚東町女性防火クラブ副隊長に就任して以来、地域の安全確保に多大な貢献をするとともに、平成24年には甲府地区女性防火クラブ連合会会長に就任し、豊富な識見と卓越した指導力により会の育成発展に尽力している。
 さらに、平成25年からは、山梨県女性防火クラブ連絡協議会会長の要職に就き、女性防火クラブの活性化と発展に尽力するとともに、県内の消防・防災の指導者として、クラブの連携強化、住宅用火災警報器の設置促進活動及び火災予防の普及・啓発に積極的に参加し取り組む姿勢は、地域住民及び会員からの信頼も厚く、地域防災力向上の牽引者として多大な貢献をしている。

・内野 和子 様(山口県婦人防火クラブ連合会 会長)
 平成15年5月に市内40の婦人防火クラブで組織する下関市婦人防火クラブ連合会長に就任して以来、豊富な識見と卓越した指導力を活かし、市や消防署などが開催する防災フェアや防火・防災研修会等に率先協力するなど、連合会の育成発展、イベント等内容の充実、地域住民の防火・防災意識の高揚に大きく貢献している。
 また、住宅用火災警報器の設置義務化の際には、研修会の開催、共同購入の実施、啓発用看板の作成企画など設置促進に向けた普及・啓発活動に熱心に取り組み、普及率向上に大きく寄与した。
 さらに、平成25年7月に山口県婦人防火クラブ連合会の会長に就任以降も、消防クラブ及び指導者の育成や研修会等による防火・防災関連活動にも卓越した手腕を発揮し、地域の安全・安心の普及・啓発に多大な貢献をしている。

安全功労者(個人の部) 総務大臣表彰 受賞者記念写真
安全功労者(個人の部) 総務大臣表彰 受賞者記念写真

◆安全功労者(団体の部)

・山形県婦人(女性)防火クラブ連絡協議会(会長 五十嵐 雪子)
 昭和57年の設立以来、山形県婦人(女性)防火クラブ連絡協議会が行ってきた活動は、地区内個別訪問による火の元検査、防火広報、初期消火訓練、防火講習会、火災予防運動時の街頭広報、住宅用火災警報器の普及・啓発など多岐にわたり、火災予防や防火意識の啓発に多大な貢献をしている。
 具体的な活動としては、「山形県婦人(女性)防火研修会」を隔年度で開催し、防火クラブ員による体験発表や防災の専門家を招いての講演会などを行い、防火意識の普及・啓発を図っている。研修会の開催されない年度は、県内4ブロックごとの研修会を実施して地域に根差した活動を行っている。また住宅用火災警報器の普及・啓発を図るためポケットティッシュを作成し、個別訪問時に配布したほか、昨年は、警報器の電池切れなどについて注意喚起を行うなど、適正な維持管理についても啓発活動を行った。さらには、毎年、啓発広報誌「私たちと防火」を発行し、タイムリーな話題を会員に提供して防火活動に役立てている。

安全功労者(団体の部) 総務大臣表彰 受賞者記念写真
安全功労者(団体の部) 総務大臣表彰 受賞者記念写真

◆消防功労者

・関澤 美保子 様(富山県婦人防火クラブ連絡協議会 会長)
 昭和62年、新湊校下古新町中部婦人防火クラブの設立に大きく貢献し、それ以来、地域での防火活動に積極的に参加した。平成9年に新湊市婦人防火クラブ連絡協議会(現射水市婦人防火クラブ連絡協議会)の会長に、平成12年には富山県婦人防火クラブ連絡協議会の役員に就任、その後、平成27年には、地域の安全確保に多大な貢献をした実績から会長に就任している。
 これらの活動から富山県は平成3年以降、出火率全国最小を継続している。
 日本防火・防災協会会長表彰受賞後も、防災に対する意識を高めようと、射水市婦人防火クラブ員を対象とした防災に関する講演会を開催するなど、地域防災力向上の牽引者としての功績は誠に顕著であり、他の模範である。

・中野 美和 様(高知県女性防火クラブ連絡協議会 会長)
 昭和61年、大月町女性防火クラブ連絡協議会設立にあたり発起人として尽力し、設立から現在まで会長として同クラブの発展に寄与した。 
 平成13年に発生した高知県西南豪雨災害時には、大月町内の各女性防火クラブに呼びかけ、炊き出しや老人宅での励まし、床上浸水した家の家財道具の清掃等の活動を7日間にわたって実施した。
 平成17年には高知県女性防火クラブ連絡協議会の理事、平成23年には同協議会の副会長を務め、平成25年には、同協議会の会長に就任した。
 同協議会の理事となってからは、地元のみに留まらず、県内の防火・防災思想の普及・啓発を図るため、各種研修会の積極的に参加し、県内各地域の防火・防災意識の向上と併せ、住宅用火災警報器の普及にも努め、地域防災力の牽引者として多大な貢献をしている。

代表者授与(富山県 関澤会長)
代表者授与(富山県 関澤会長)

消防功労者 総務大臣表彰 受賞者記念写真
消防功労者 総務大臣表彰 受賞者記念写真

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