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2017年12月

10.【幼少年活動】金沢市子ども消防クラブ連合訓練を実施ほか〔白河、都城、宇都宮、松江〕

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平成29年子ども消防クラブ連合訓練を実施

石川県 金沢市子ども消防クラブ協議会

 金沢市子ども消防クラブ協議会は、平成29年10月7日(土)に金沢市営球技場において「子ども消防クラブ連合訓練」を実施しました。
 この連合訓練は、市内の校区ごとに結成されている子ども消防クラブ56クラブが一堂に集まり、規律ある団体行動を通じて連帯意識と責任感のある行動を習得させるとともに、消防に関連した各種競技により消防への理解と防火・防災に関する知識・技術を身に付けさせることを目的に毎年実施しているもので、今年も各クラブから335名の参加がありました。
 訓練は、第一部 開会式、第二部 規律訓練、第三部 消防訓練の三部構成で実施しました。
 第一部 開会式では、クラブ員がはつらつとした入場行進を見せてくれました。また、秋季火災予防運動に併せて募集した防火ポスターの入選者100名の代表を表彰しました。
 第二部 規律訓練では、金沢市消防局高度救助隊が指導者となり、緊張した面持ちで「敬礼」や「まわれ右」等の動作を訓練しました。その後、子ども会連合会の高校生リーダーの号令に合わせ、訓練成果を披露しました。




 第三部 消防訓練では消火、救急等の消防に関連した訓練を行いました。「消火器取扱い訓練」は、3人一組となって水消火器で標的を狙い、「消火」するまでのタイムを競い合いました。「救急訓練」では、テント内で鳴動する住宅用火災警報器の音を聴きとり、そのテント内に倒れている患者(マネキン)の負傷部位を三角巾で応急処置し、竹竿とTシャツで作った簡易担架により搬送するまでのタイムを競いました。簡易担架の作り方や三角巾の結び方を学ぶとともに、どうすれば早く患者を搬送できるか話し合いながら、クラブ員のチームワークを養うことができました。




 このほかにも、煙の充満したテントの中に置いたカードを探し出し、「ひのようじん」の単語を完成させる「煙中訓練」や、4人一組で「火事だー」と叫び、騒音測定器を使って音量を測定する「火災伝達訓練」を行いました。
 クラブ員は、今回の訓練を通じて学校や家庭では学ぶことのできない貴重な体験をするとともに、防火・防災に関する知識をより一層深めることが出来ました。




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第33回幼年消防白河地方大会を開催

福島県 白河地方広域市町村圏消防本部

 当消防本部管内に保育園や幼稚園の幼児を対象にした32の幼年消防クラブが存在し、初めてのクラブ結成は昭和56年12月1日に棚倉町立棚倉幼稚園幼年消防クラブが、そこから徐々に幼年消防クラブが増え続け、今年度の各クラブ員の総数は2,389人となっております。




 昭和58年度から当消防本部に置く「白河地方広域防火委員会」が主催し「白河地方消防防災協会」や「(一財)日本防火・防災協会」からの幼年消防育成事業の支援を受け、幼年消防白河地方大会を行っており、平成29年10月12日(木)に第33回を開催することができました。
 当初の大会内容と少しずつ様変わりしてきましたが、各幼年消防クラブの負担軽減に配慮し、大会に参加する楽しさの中から「火遊びの怖さ」を知ってもらう目的なので、今後も継続していく考えです。




 ここで、今年度に行った新たな一つの内容を紹介させていただきます。それは、幼年消防クラブ員が経験していない東日本大震災で活躍した災害救助犬を紹介し、賢く愛嬌のある可愛い災害救助犬が、万が一、災害が起きた時に私たちや大切な家族を助けに来てくれる存在を知り、さらには命の大切さを知り、安心して暮らせる社会であることを知って欲しいと願いを込め一般社団法人ジャパンケネルクラブのご協力を得て行いました。
 さらに、賢く愛嬌のある可愛い災害救助犬3頭(ゴールデンレトリーバー・トイプードルなど)と幼年消防クラブ員が触れ合えるブースを設け、災害救助犬をハンドリングするハンドラーの方々から説明を受けるなど、最後にそこで記念撮影を行い、後にその記念写真を見た時には、思い出と共に防災への関心が再び蘇ると確信しました。




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平成29年度「ちびっこ消防のひろば」を開催

宮崎県 都城地区幼年少年防火委員会

 平成29年10月20日(金)に、都城市総合文化ホール・大ホールにて、都城地区幼年少年防火委員会(事務局 都城市消防局総務課)及び(一財)日本防火・防災協会共催の「ちびっこ消防のひろば」を開催しました。  都城地区幼年少年防火委員会に所属する幼年消防クラブ36園、総勢859名(過去最高)が集い防火・防災について一緒に学びました。
 ラッパ隊の吹奏に始まり、幼年消防クラブ加盟報告(2園)、幼年クラブ園(2園)による防火啓発の演技・演奏が行われました。メインの消火器マン・消防職員(本部員及び採用1年目職員)、奥様防災博士、女性消防団などから構成された「劇団119」の「火遊びは怖いよ!」の防火寸劇では、妖精ブルゾンメラミや怪人マッチマンなどが参上し、園児たちに火の怖さ、利用する大切さを伝えました。最後に、「ぼうかのちかい」を幼年消防クラブ全員で唱和し、火の用心を誓いました。




 参加した幼年消防クラブ園の反響として、以下のご意見をいただきました。
 毎年、クオリティの高い劇や工夫のある内容で子ども達も職員も楽しみにしている行事の1つです。
ブルゾンとウィズ火 消火器マン 恋ダンス 子ども達 大喜びでした。毎年、その年に流行したものを取り入れながらの内容、大変でしょうが来年も楽しみにしています。
 ラッパ隊の演奏から始まり、寸劇、クイズ、踊りなど、子ども達と一緒にとても楽しむことができました。子ども達、最後まで夢中で見ていましたよ。消火器マンやぼんちくんと会えたことも嬉しかったようです。
 ステージの上に上がり「ぼうかのちかい」を言ったり、旗を受け取ったりと貴重な体験もさせていただきました。本当にありがとうございました。また、来年もよろしくお願い致します。
 防火寸劇は、子ども達の心をとてもつかみ、火遊びは怖いんだ!!と言う事を植えつけたように思います。




 都城地区幼年少年防火委員会は、昭和63年に結成され、平成29年5月には、いなり認定こども園123人、エーデルワイス幼保園84人が新規加盟し、平成29年5月1日現在、加盟するクラブ数とクラブ員数は、都城市・三股町1市1町の保育園、保育所、認定こども園等で49園3,891人になります。
 当委員会は、引き続き「ちびっこ消防のひろば」をはじめ、各種イベントを通じて、家庭及び地域社会に対して防火防災思想の高揚を図ってまいります。




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第29回幼年消防防火のつどい開催

栃木県 宇都宮市消防局

 劇や音楽などを通じ、火災予防を楽しく学ぶ「第29回 幼年消防防火のつどい」を平成29年10月26日(木)に開催しました。
 幼年消防クラブに加入する幼稚園・保育園の園児、保育士等、約2,400名が参加し、宇都宮市消防音楽隊と合唱する「音楽隊とともに」では、着ぐるみを着た保育士とともに舞台に上がった代表園児が歌いだすと、客席の園児達も一緒になって歌いだし、まるでコンサート会場のようでした。


幹事園児40名による合唱

客席の園児たちも一緒に

 続いて、火の用心をテーマとした劇鑑賞では、地元の短大生による「アンパンマンのやきいも祭り」と宇都宮市西消防署の職員による「消防戦隊ヒケシレンジャー」が実施されました。
 特に消防戦隊ヒケシレンジャーでは、「ヒケシレンジャー」が火の悪魔「炎マン」と戦うシーンにおいて、多くの園児たちが席を立ち、必死になってヒケシレンジャーに声援を送る光景が見られるなど、園児たちのハートを釘付けにしていました。


地元学生による火の用心をテーマにした劇を鑑賞

消防職員による「消防戦隊ヒケシレンジャー」

 最後に、参加園児全員により「ぼくたち、私たちは絶対火遊びはしません」と誓いをし、終演後は、駐車場で消防車両見学や写真撮影を行うなど、園児たちにとってとても思い出深い日になったことと思います。


「ぼくたち、私たちは絶対火遊びはしません」

消防車両の前で記念撮影

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新たな幼年消防クラブが誕生

島根県 松江市消防本部


 松江市消防本部では、平成29年11月9日(木)秋季火災予防運動の初日となるこの日、幼年消防クラブの結成式を行いました。笑美保育所の年長児20人により誕生したクラブは、当消防本部として15年ぶりの誕生で、27クラブ目となります。
 結成式で、園児たちは、「絶対に火遊びはしません。守ります火の用心。」と大きな声をそろえて宣誓し、防火法被をまとって、起震車による地震体験や消防車両見学を行いました。そして、この日併せて行われた、建物火災を想定した消防訓練を見学しました。
 消防本部では、正しい火の取扱いや消防の仕事について今後も保育所の先生方と協力し、園児たちに伝えていきます。

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