宮城県婦人防火クラブ連絡協議会
「第29回宮城県婦人防火クラブリーダー研修会」が9月6日(月)午後1時30分から宮城県庁2階講堂にて開催されました。
本研修会は、県内各地区婦人防火クラブのリーダーが一同に会し、リーダーとして必要な知識及び技術の向上を図ることを目的としています。
開会宣言、宮城県婦人防火クラブ連絡協議会 川名 きよ江会長の挨拶の後、宮城県知事から永年功労表彰と祝辞をいただきました。
来賓祝辞に続いて、「地域の安全・安心を守る」(仙台市泉地区婦人防火クラブ連絡協議会 今野 なみい氏)、「自主防災組織の中における婦人防火クラブの役割」(登米市婦人防火クラブ 佐藤 千賀子氏)、「塩釜市婦人防火クラブの活動について」(塩釜市婦人防火クラブ連合会 小林 眞佐子氏)からそれぞれ意見発表が行われました。代表者による意見発表により、他地区の活動状況を知り、今後の地域活動の参考とすることで、より一層の活動の充実が期待できるものと思われます。
川名会長挨拶
意見発表(仙台泉地区)
また、防火宣言後、仙台市青葉消防署参事兼予防課長 亰 英次郎氏による「身近な防火防災対策はお済みでしょうか?」と題した講演が行われ、高齢者や子供の目線になって災害等を考えることや、高い確率で発生が予測されている宮城県沖地震が発生した際の行動ポイントなどを分かりやすくまた興味深くお話ししていただき、リーダークラブ員にとって大変有意義な講演となりました。
今回の研修会で学んだ知識をそれぞれ各地区に戻り伝達することで、より多くの県民に防火防災に関する知識の普及が期待できる研修会となりました。
クラブ員による防火宣言
亰 青葉消防署参事による講演
兵庫県婦人防火クラブ連絡協議会
兵庫県婦人防火クラブ連絡協議会では、クラブ員の資質向上と地域の防災力を高めることを目的に、毎年1回、県下18クラブが一堂に会する研修会を実施しています。本年度は、8月4日(水)三木市にある兵庫県広域防災センターにおいて開催し、クラブ員、関係者等189名が参加しました。
当協議会では、住宅用火災警報器の設置啓発に力を入れており、今回の研修会でもその一環として、第61回国民体育大会「のじぎく兵庫大会」以降、兵庫県マスコットとしてたいへん人気が高い「はばタン」をデザインしたPR用ひざかけをクラブ員に配布しました。寒い季節はもちろんのこと冷房がきいた夏でも室内で使える実用的なもので、サイズもかばんに入れて持ち運びができる大きさになっています。「住宅用火災警報器を設置しましょう」と印刷し、設置義務化の平成23年5月末まで、クラブ員一同「はばタン」と一緒になって早期設置に向けてPRにがんばります。
山崎会長の開会あいさつ
「はばタン」の住警器設置PR用ひざかけ
また、研修会では(財)日本防火協会益本圭太郎常務理事を講師にお迎えし、「住宅用火災警報器の普及に係る婦人防火クラブ員への期待」をテーマにご講演いただきました。住宅用火災警報器の普及に向け、私たちクラブ員に求められる大きな役割を再認識しただけではなく、これまで取り組んできた共同購入がとても効果的であることをお聞きし、本年度は、より一層弾みをつけて取り組みたいと決意しました。
講演後は、3つのクラブから事例発表を行い、活動内容のほか毎年東京で開催される「市町村婦人(女性)防火クラブ幹部研修会」や近畿府県が持ち回りで開催している「近畿ブロック婦人防火クラブ幹部研修会」での情報も盛り込みました。これは役員会での委員の意見を反映させたもので、研修会に参加した者だけではなくクラブ員に情報を還元することによって、研修の成果を最大限に生かせるように取り組んだものです。
(財)日本防火協会益本常務理事 講演
幹部研修会の内容報告(姫路市黒田会長)
クラブ活動内容発表(西宮市安野会長)
近畿ブロック研修会の報告(加古川市岸本会長)
本年度も当協議会の最も大きな事業である研修会を、財団法人日本防火協会からご支援いただき、有意義に終えることができました。今後も、ますます兵庫県婦人防火クラブ連絡協議会の活動が活発になるよう、いろんな取り組みに挑戦していきたいと思います。
福井市防火委員会
研修会に参加したクラブ員 福井市防火委員会では、(財)日本防火協会との共催行事として、8月28日(土)福井市防災センターに於いて「福井市女性防火クラブ災害研修会」を開催しました。
研修会の内容は、高齢社会が進む中、家庭内での不慮の事故に適切に対応するため、救急に関する知識及び技術の習得を目標に、主に応急手当訓練が行なわれました。
訓練内容は、心肺蘇生法、止血法、AEDの取扱い訓練等で、特に昨今の熱中症時の応急処置については参加者全員が非常に興味を持ちながら、真剣に取り組んでいました。
さらに、住宅用火災警報器の展示説明では、本市における設置期限が、来年5月31日と迫っていることから、自宅の設置はもとより地域における住警器普及促進の担い手として、機能及び有効性等について再認識し、福井市内設置率100%達成を誓い、有意義な研修会を終了しました。
心肺蘇生法
来年設置期限が迫る住警器の展示説明
東京都 稲城市消防本部
3日間で105名が受講
稲城市消防本部は、日本防火協会の助成事業により、平成22年度「婦人防火クラブ員救急講習会」の実施市町村の選定を受け、稲城市女性防火クラブを対象にした普通救命講習会を7月20日、21日、22日の3日間開催し105名が受講しました。
日本防火協会から交付された心肺蘇生訓練人形・AED(自動体外式除細動器)トレーナー・気道確保指導モデル・三角巾・人工呼吸用携帯マスク等を活用し、稲城市消防本部の救急救命士が講師となり、女性防火クラブ員に対して、応急手当の重要性・心肺蘇生法(実技)・AEDの使用法・止血法・異物除去法が実施されました。クラブ員は訓練に真剣に取り組み、多くの質問も出され、全員に普通救命講習修了証が手渡されました。
心肺蘇生法
AEDの使用法
講習に参加したクラブ員からは「心肺蘇生法の大切さと必要性を再確認しました。救急車が到着するまでに何をすべきかを勉強できたので、クラブ員だけでなく隣近所の人も誘って多くの人に心肺蘇生法を普及したいです。」といった感想が多数聞かれました。