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2010年12月

8.【救急講習会】高知市婦防クラブ員救急講習会を開催ほか〔藤沢町〕

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高知消防防火クラブ委員会

 高知消防防火クラブ委員会では、(財)日本防火協会の助成事業として心肺蘇生用教育人体モデル等の寄贈を受け、9月18日、9月19日、9月20日の3日間、婦人防火クラブ員による救急講習会を実施し、婦人防火クラブ員約100名が受講しました。


3日間で婦防クラブ員約100名が受講

救急救命士8名を講師に迎えて

 講習会の講師は女性を含む高知市消防局の救急救命士8名にお願いしました。講習会では講師に積極的に質問するなど、和やかな中にも緊張感のある有意義な講習会でした。また,講習会の終了後には受講者全員に普通救命講習修了証が配布され「受講して良かった。今日だけでなく、これからも機会があれば積極的に参加したい。」などの感想が聞かれた。
 高知消防防火クラブ委員会でもこれを契機に、婦人防火クラブ員を対象にした救急講習会を定期的に実施するなど、寄贈を受けた心肺蘇生用教育人体モデル等を有意義に活用していきたいと考えている。


AEDを使用して救急講習

心肺蘇生用教育人体モデルを使って

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岩手県 藤沢町婦人消防協力隊
隊長 千葉とき子


4会場に分けて救急講習を実施
 私達藤沢町婦人消防協力隊は、この度、(財)日本防火協会から平成22年度婦人防火クラブ員救急講習会事業実施市町村に選定され、心肺蘇生法教育人体モデルやAEDトレーナーなどの助成を受けることができました。関係機関の皆様には心より感謝申し上げます。
 当協力隊は、昭和43年に町内4地区にそれぞれ婦人消防協力隊が結成され、昭和46年に意思統一を図るうえから連合会を組織し、昭和49年4月現在の藤沢町婦人消防協力隊の形となり今に至っています。
 私達は定期的な火災予防活動、視察研修、消防団行事への積極的な参加を行っているほか、これまで町内小学校児童生徒から防火標語を募っての防火看板の設置や、火の用心防火バケツ、心肺蘇生法シート、緊急持ち出し袋を町内各戸に配付するなど、防火防災の普及啓発に取り組んで参りました。また平成18年からは住宅用火災警報器の普及活動に全力をあげて取り組んでおります。

人体モデルを使って心肺蘇生講習
 さて講習会は、9月5日から分隊ごと4会場に分けて実施しました。全4会場とも一関南消防署藤沢分署員にご指導いただきました。心肺蘇生法とAEDを使用した救急処置のほか、止血法や気道異物の除去などいろいろな場合の応急手当についても指導を受けました。以前の受講経験のある隊員もいましたが、どの会場でも熱心に指導を受けていました。
 特に心臓や呼吸が止まった人の命が助かる可能性は約10分間で急激に少なくなることから、「すぐに119番通報する」ことが重要であります。また救急車が現場に到着するのは全国平均で約6分30秒、町内では10分以上かかる地域もあるということで、119番通報後の対応も重要であり、必要不可欠であることを痛感しました。

AED取扱訓練
 「救命リレー」は「早い119番通報」「早い応急手当」「早い救急処置」「早い救命医療」この全てがうまく繋がって命を救うことができます。今回この講習を受講した全員が普通救命講習の修了証を頂きました。
 私達は「救命リレー」の第一走者として、次のバトンを繋ぐためこれからも訓練を重ねていくとともに、この事業を行うにあたり交付を受けました心肺蘇生法人体モデルやAEDトレーナーなどは、応急手当のなお一層の普及のため、今後とも活用していきたいと思います。


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