「九州・沖縄ブロック女性(婦人)防火クラブ連絡協議会幹部地域研修会」を実施
会長 瀧川 智代美
全国6ブロックで開催される女性(婦人)防火クラブ連絡協議会幹部地域研修会の最後を飾る九州・沖縄ブロックが平成29年11月27日(月)~28日(火)、
大分県女性防火防災クラブ連合会と(一財)日本防火・防災協会共催で、大分市にて開催いたしました。
<1日目>
最初に主催者として私から開会の挨拶を行いました。 次に(一財)日本防火・防災協会 西藤 公司理事長にもお言葉をいただき、開催県である大分県生活環境部防災局長 神 昭雄氏より挨拶をいただきました。
研修会では、講師として総務省消防庁 地域防災室消防団専門官 手塚 康長氏より「女性(婦人)防火クラブと地域防災力の充実強化」と題し、ご講演をいただきました。
第2部では、「大分県女性防火防災クラブ連合会設立35周年記念講演」として、岩手県婦人消防連絡協議会 千葉 とき子会長に「東日本大震災の支援活動と地域コミュニティ」と題し、
東日本大震災で感じた自助、共助、公助について、"防災力"は"地域コミュニティ力"等のご講演いただきました。
さらに、私をコーディネーターに、今回ご出席いただいた岩手県の千葉会長、熊本県女性防火防災クラブ連合会 冨田 セツコ会長、
西藤理事長の3名をパネリストに「被災体験をふまえた今後の備え」と題し、"シンポジウム"を行いました。千葉会長は発災直後、
一人暮らしの高齢者宅の安全確認のため見回り、夜には自宅でつくったおにぎりを近所の高齢者宅に配り、見回りをしたことや、
自宅が被害に遭われた冨田会長からは避難所での苦労や、皆で協力してプールから「バケツで水を運んでトイレの水を確保した」などのお話を伺いました。後半は短い時間の中、各県の会長様方にご意見を伺うことができました。
約90名集まった参加者からは、「被災された人の真実の声が聞けて参考になった」、「もしもの時はどう動いたら良いかを考えさせられた」、
「地域の日頃のコミュニティが大切と痛感した」などの感想をいただきました。事前準備から当日受付、
夜の意見交換会、レクリエーションまで、大分県下の女性防火クラブ役員の皆さんのおかげで成功裏に会を終えることができました。ご協力ありがとうございました。
<2日目>
別府市の隣り町にある「二階堂美術館」の防災見学を行いました。大切な美術品を災害時にどのように守るのか、担当者から説明をしていただき、参加者たちは熱心に聞き入っていました。
続いて、湯の花で有名な明礬温泉を見学した後、大分駅で解散となりました。
皆様、大分までお越しいただき、ありがとうございました。