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2009年12月

8.【婦防活動】岡山市婦防クラブ員が消防ワークショップに参加ほか〔千葉、越谷、西脇多可、磐田〕

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岡山市消防局

平成21年10月30日(金)、岡山市中区にある岡山市消防教育訓練センターにおいて、(財)日本防火協会との共催により、2009年度婦人防火クラブ消防ワークショップが開催されました。
婦人防火クラブ51団体219名が参加され、消防・防災に関する様々な訓練を体験しました。

消火器取扱訓練
訓練内容は、消火器取扱訓練、起震車の体験搭乗、煙が充満した建物からの避難訓練、屋内消火栓運用訓練、119番通報訓練、避難設備の見学、住宅用火災警報器の展示及び説明の7つで、以上を各コーナーに分けて実施しました。
煙が充満した建物からの避難訓練では、姿勢を低くして避難することの重要性を、屋内消火栓運用訓練では、実際に水を出したときの反動力を、119番通報訓練では、正確にそして迅速に通報する方法をそれぞれ体験するとともに学ぶことができました。又、住宅用火災警報器の展示及び説明コーナーでは多くの方が質問され、自宅に設置するとともに、その普及啓発の必要性について認識を新たにしました。
2時間程度の短い訓練時間でしたが、各参加者とも非常に熱心に取り組み、内容の濃い訓練を楽しみながら体験することができました。また、防火意識の高揚を図り、消防・防災に関する知識と技術を習得するとともに、地域防災力を向上することができたように思われます。 


起震車の体験搭乗

住宅用火災警報器の展示及び説明コーナー
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千葉県婦人防火クラブ連絡協議会会長
鎌ヶ谷市安全対策委員会副委員長
竹内久子


竹内会長 あいさつ
 最近、地球規模での地震、風水害(特に、ゲリラ豪雨、竜巻などによる被害)等の自然災害に加えて、住宅火災による惨状が後を絶ちません。
 これらの災害に対し、私たち鎌ヶ谷橋自治会自主防災会は、「自分たちの地域は自分たちで守る。」を合言葉に、去る平成21年10月、小雨降るなか鎌ヶ谷市西道野辺先において、地域住民が自主的に参加し、体験する防災訓練を実施しました。
 今回の訓練の目玉は千葉県下では初の初期消火訓練となった新型消火器具「投げ消すサット119」を使った訓練です。

新型消火器具を体験するクラブ員
◇ 一般の泡消火器などによる初期消火訓練はいずれの地域においても行われておりますが、消火器そのものが重いことなどもあり、いざというとき、火の近くまで運び噴射することは子どもたちや高齢者には危険を伴うものです。
そこで、今回は、新型消火器具「投げ消すサット119」を使っていただき、子どもたちや高齢者あるいは車いすの障害者など、誰でも消火することができる方法で婦人防火クラブ員に体験訓練をしてもらいました。
◇ その方法とは、一秒でも速い初期消火のため、僅か625gの軽い消火剤アンプルを投げるだけのものです。わずかな衝撃でも樹脂製アンプルは簡単に割れ、中の消火剤が飛散し化学変化で生じたガスが消火するというものです。
 今回の消火訓練は鎌ヶ谷自治会自主防災会防災訓練の一環として行われましたが、この組織の構成員でもある婦人防火クラブ員が、消火班としてこの消火器具を使って燃えさかる炎を目掛けて投てきを行うと、白い煙が発生し瞬時に消火するその効果的な消火の威力に会場のあちこちから驚きと感嘆の声があがりました。
 この訓練現場の取材に駆けつけていただいた報道関係者ほか見学に集まった鎌ヶ谷市自治会連合協議会安全対策委員の方々からも口ぐちに驚きの声が聞かれたのはいうまでもありません。
なお、この日の模様は平成21年11月2日付け県紙「千葉日報」に写真入で掲載されております。


炎目掛けて「投げ消すサット119」の投てきを行った
◇ この消火方法は韓国では幼老者施設に設置が義務付けられているそうです。わが国では、「投げ消すサット119」は石原東京都知事から優れた新商品として認定され、東京消防庁が火災現場での人命救助に際しての火勢抑制用具として一部の消防署においては既に試験導入していると聞いております。
また、この消火剤アンプルは日本消防検定協会のNSマークを取得しており、その実効性と共に人と環境にやさしい消火器具として、NHKや民放から放映され、新聞紙上などでも広く報道されています。

◇ このほか、住宅用火災警報器・人工呼吸・心肺蘇生・AED・三角布・応急救護訓練・119番通報訓練および炊き出し訓練など、参加者自ら体験する実践さながらの参加型訓練を実施することができました。各種訓練を終えて参加者から「これまでの訓練とはひと味違った実のある訓練だった。」などと多くの方から感謝のお言葉を頂いたことは何よりも嬉しく思いました。
 おわりに、ご協力を頂きました(財)日本防火協会、鎌ヶ谷市くぬぎ山消防署・鎌ヶ谷市赤十字奉仕団および鎌ヶ谷橋自治会の皆様に感謝申し上げます。

(参考)
このたび使用した新型消火器具「投げ消すサット119」についての販売元(帝国繊維株式会社)およびその他情報の詳細(株式会社ボネックス)はインターネットでご覧になれます。

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埼玉県 越谷市婦人防火クラブ連絡協議会


クラブ員など約240名が参加
 越谷市婦人防火クラブ連絡協議会は、住宅防火の重要性と地域防災意識の高揚を図る目的に、平成21年10月15日越谷市中央市民会館劇場において、平成21年度越谷市婦人防火クラブ防災研修会を開催しました。
 越谷市消防音楽隊の演奏を皮切りに、研修会にはクラブ員など約240名が参加し、(財)日本防炎協会の常務理事である梅原 直様を講師にお招きして「身の回りの防炎化による住宅防火の推進」を演題に、防炎製品の使用が火災での死傷者の軽減に有効であることを燃焼実験など交えて研修しました。
 また、会場ロビーに住宅用防炎製品等の展示コーナーを設けたところ、多くのクラブ員が立ち寄り、防炎製品や住宅用火災警報器などを熱心に見ながら、我が家から火災を出さないようにと誓い合っていました。
 研修会を通じて、災害の恐ろしさや生命の大切さを改めて自覚し、今後の婦人防火クラブ員の活動に活用できる研修会となりました。

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兵庫県 西脇多可婦人防火クラブ


オープニングセレモニーで挨拶をする池田会長
 西脇多可婦人防火クラブ(会長 池田佳代)は、平成21年10月17日(土)、兵庫県多可郡多可町中区「アスパル健康福祉センター」において、第23回少年婦人防火祭「防火のつどい」を開催し約1,000人の参加者でにぎわいました。
 この「防火のつどい」は、幼少期から正しい火災予防の知識を養い、また、火気を取り扱う機会の多い女性層にも火災予防思想の普及を図り、地域ぐるみの防火防災体制を確立することを目的としています。
 開催日には、少年消防クラブによる鼓笛演奏や幼年消防クラブによる組体操が披露されました。
 また屋外会場では、起震車体験やはしご消防車・ミニ消防車・ミニ救急車の乗車体験、住宅用火災警報器の展示コーナーなど、楽しみながら正しい火災予防知識を学べる催しとなりました。


約1,000人が「防火のつどい」に参加

住宅用火災警報器展示コーナー
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静岡県 磐田市少年女性防火委員会


イベントに多数の来場者が参加
 11月8日(日)にアミューズ豊田で磐田市少年女性防火委員会・磐田市消防本部主催、(財)日本防火協会共催の「安全防火フェア2009」を開催しました。
 今年は磐田消防常備化50周年ということもあり磐田消防独自のキャラクターを全国公募したところ沢山の応募があり、その中から磐田市に生息する全国的に珍しいトンボ「べっこうトンボ」をモチーフにした「べっくん」を採用しました。磐田市に相応しいまた愛らしい"ゆるキャラ"の誕生です。その「べっくん」を安全防火フェアで初お披露目をさせて戴きました。アミューズ豊田全館を会場にした全30のブースにも「べっくん」が出迎えて会場の盛り上がりに一役買うことになりました。
 また、今年は、静岡服飾美容専門学校の協力を得て、消防ファッションショーを開催し今までと違った安全防火フェアとなりました。服飾学科の学生による、使われなくなった消防服をリメイクしたファッションショー。服飾学科×美容学科の学生による「ヘア&ファッションショー」の2本立てで公演し、モデル役の消防職員や専門学校生徒の華やかな衣装、特別ゲスト「べっくん」もショーに参加したいへん盛り上がったショーとなりました。ショーに参加した者は「緊張した。でも楽しかった。」「来年もチャレンジしたい。」などの意見、来場者からは「ファッションショーを見たことが無かったので身近で見れて良かった。」「フェアを1年に1回と言わず2回でも3回でもやってほしい。」との意見を頂き、たいへん好評のうちに閉幕しました。
 安全防火フェアを通じ、消防と地域団体、住民の距離が近くなったこと、各ブース体験による防火、防災意識の高揚が図られたフェアとなりました。


磐田市消防新キャラクター「べっくん」

婦防クラブ員が防火紙芝居を披露
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