⽚⼭⻁之助会⻑ 「防⽕ネットニュース」「メールマガジン」の読者の皆様、また、全国
の消防関係者の皆様、明けましておめでとうございます。
⽇頃から、当協会事業には格別のご理解ご協⼒を賜り、厚く御礼申し上
げます。
我が国の消防防災体制は60年余の間に着実な発展を遂げており、各般
にわたり更なる充実強化が図られ、国⺠の安⼼・安全な⽣活を確保すると
いう消防に課せられた使命の重要性を再認識しております。
さて、昨年は、新型インフルエンザの蔓延による感染者の多発、遊技場
など複合施設からの⽕災による犠牲者をはじめ事件、事故などで多くの⽅
の尊い⼈命が失われているニュースが報じられておりますが、改めて、防
⽕、防災、安⼼安全な地域づくりの⼤切さを実感いたしております。
私ども⽇本防⽕協会は、婦⼈(⼥性)防⽕クラブをはじめ幼少年消防クラブなど⺠間防⽕防災組織
の育成、⽀援を重要な使命としており、更なる活動を推進していただくために、物⼼両⾯での⽀援内
容を充実させ地域における⾃主防⽕防災組織の活性化や組織づくりを積極的に⽀援してまいります。
とりわけ、少年消防クラブの活性化については、昨年ヨーロッパ⻘少年消防オリンッピクに出場し
多⼤な成果をあげておりますが、更なる活動充実のため推進委員会を設けて当⾯の⽅策を検討し、指
導育成の強化を図っていくこととしております。
ご案内のように、住宅⽤⽕災警報器の設置義務付けの法設置期限が間近に迫り、当協会も皆様⽅と
もども普及啓発に全⼒をあげて取り組んでおりますが、さらに住宅⽤⽕災警報器の設置促進のための
財政⽀援措置を拡充するなど⼀層努⼒してまいります。
また、当協会では、平成15年10⽉から防⽕管理者の資格講習を全国的に⾏っておりますが、開
催地、開催回数、受講者数が年々増加し、昨年は1年間に3万7千⼈を超える修了者を数えるまでに
なっております。
さらに、昨年は、3⽉から防災管理講習を開催し、10か⽉間で1万2千⼈を超える修了者を送り
出すなど、これらの講習を受ける機会を広く提供して防⽕・防災管理者の育成に努め、防⽕・防災管
理制度の円滑な推進による災害の未然防⽌に寄与しております。
このように講習事業が順調に推移しておりますことは、消防関係機関の皆様のご⽀援、ご協⼒の賜
であり、また、防⽕・防災管理対象物における管理権原者の皆様の防⽕防災に対する熱意とご理解に
よるものと厚く御礼申し上げます。
本年におきましても、これらの事業を積極的に展開して、地域の安⼼安全が⼀層図られるよう精進
してまいりますので、皆様⽅の⼀層のご⽀援と、ご協⼒をお願い申し上げます。
皆様⽅のご⾃愛をお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。